International Research Foundation for RSD/CRPS
ビデオ起稿者:
デニス・R・アルベリジさん
治療法を見つけることに献身的な
アマンダさんのお母さん

ハイライト:RSDにおける情動の重要性


アマンダ・アルベリジさん



アマンダ・アルベリジさん:
私は体操選手として奨学金をもらって、大学に行く予定でした。それが無くなってしまって、とても辛く思いました。大学にも行けないし、体操選手にもなれなかった。私、オリンピックに出たかったんです。


サラ・ヤングさん



サラ・ヤングさん:
私は小さいときからずっと、フライトアテンダントになりたいと思っています。だけど無理!


ジャスティン・ローレルソンさん



ジャスティン・ローレルソンさん:
僕は野球を10年間ずっとやってきました。足首を骨折してこの病気を発症してから、野球はやっていません。


レイシー・ブースさん




レイシー・ブースさん:
私は乗馬をしてたけど、今は妹がやっています。馬に乗りたいけどできないんです。お母さんは「来年ねっ」て私に言ったけど、私がRSDだと家族が知ってからは、「来年」っていう言葉は無くなりました。

語り手:
RSD患者さんの情動的な欲求について数多く扱ってこられた臨床心理学者のリチャード・ホフマン博士は、4人の若いRSD患者さんと膝を交え、この疾患に関わる経験について話すことで彼らを励ましました。

サラ・ヤングさん:
みんな、普通のティーンネイジャーにはなれないわ。

アマンダ・アルベリジさん:
みんな、毎朝起きて、日常生活を営んでいくのが辛いと思う。この病気になるまで楽しんでたことが出来ないでしょ。みんなと一緒にやりたいこともやれないのが辛いの。

ジャスティン・ローレルソンさん:
君が言ってるように、いつもしていたことが本当にできないんだ。毎朝起きるのが辛いよ。


レイシーさんとRSDについて話す
リチャード・ホフマン博士



レイシー・ブースさん:
私はそう・・・友達が学校で外に出て遊んでた時、外に出れなかったの。私にできるのは座って外を見ることだけ。

サラ・ヤングさん:
私は治療に通っていたけど、そのことで私は、自分がある種の異常だなんて思うような感じで、そうじゃないってわかっていたけれど、本当に自殺しそうだった(サラさんはこのとき泣いていた)。

語り手:
このビデオの視聴者には、ここでの討論を偽りの無い、ありのままのかたちで見て頂きたいので、彼らには台本なしでコメントしてもらい、編集もしておりません。ホフマン博士は別途、4人の患者さんのお母様方と座談されました。ここでもカットや編集は行われていません。


レニー・ローレルソン夫人



ローレルソン夫人:
私は学校制度が悪いと思います。学校は病気のことを理解していませんし、だから子供たちは学校をたくさん休まなければならず、辛い思いをするのです。

ホフマン博士:
今の学校制度は子供達の特別な要求に対して、便宜を図る方向にはありませんね。

ローレルソン夫人:
そのとおりです。


パティ・ブースさん



パティ・ブースさん:
レイシーが今、本当に頑張っているだけに、そのことはとても辛い問題です。ここに座って他の皆さんに起こっている実例を伺うことがとても辛く、恐いのです。本当に恐ろしい。私はレイシーに、バンドエイドを貼ってそこにキスしてあげられたら、と言い続けています。でも、してあげられないのです。

アルベルジ夫人:
どうにもしてあげられないってことですね。

語り手:
これら2つの討論は、RSDのような疾患が、患者さんとケアする者の両方に与える情動的及び心理的な影響について洞察を与えてくれます。

私たちがこれらの討論をお見せする目的は、医療従事者やその他の方々にRSDの感情的な側面を垣間見て頂くことです。そして、極めて重大だがやむを得ず個人の感情を含まない臨床情報に対し、重要な補足をすることにあります。

この番組の詳細版(2時間、DVD又はVHSビデオテープ)を購入されたい方は、国際RSD/CRPS研究財団までご連絡下さい(www.rsdfoundation.orgにアクセスされるか財団本部(米国、1-813-907-2312)にお電話下さい)。価格はDVD、VHSビデオテープ共に$49.95です。収益金は全てRSD研究資金として使われます。



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