RSD/CRPS治療における高用量ケタミン使用の安全性と有効性については、よく分かっていません。高用量ケタミンの治験に参加されている患者さんは、非常に高い個人的リスクと出費を負います。
米国の食品医薬品局(FDA)は、ケタミンを全身麻酔のための単独麻酔薬として承認していますが、今回の高用量ケタミン研究における使用期間や使用目的については認可していません。
ドイツで実施されていた健常人27人を対象とする高用量ケタミンの治験が、2005年7月5日付けで完了しました。しかし、実際に結果が報告されているのは10人に過ぎません。このドイツでの治験結果は米国で開催された医学系の学会で報告され、その抄録が公表されていますが、論文審査された学術報告は医学文献の中には見当たりません。
エリザベス・ジョーンズさんは、このビデオ・プレゼンテーションの中で、2005年6月に参加した高用量ケタミンの治験が、いかに彼女を元気にさせたかについて、詳細に語っておられます。また、その他の患者さんも同様の結果を報告されています。
テレビ番組より
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新聞記事より(ビデオクリップ付)
エリザベスさんは、治験期間中の試練についても詳細に回想しています。このビデオは、高用量ケタミン研究への参加について、納得の行く決断をする上で、どのような方にもきっと役立つことでしょう。
ドレキセル大学医学部神経学部門長であるロバート・シュワルツマン博士は、痛覚神経と脳の連絡を初期化する実験的治療の米国における先駆者です。米国の多くの医師は低用量のケタミンを覚醒した患者さんの疼痛治療に使用しますが、昏睡状態の患者さんに対して7日間にわたり低用量ケタミンを点滴静注したのは、シュワルツマン博士と2人のドイツ人共同研究者ら(ラルフ・トーマス・キーファー博士とピーター・ロアー博士)が初めてです。
ロアー博士は、「我々は、研究に参加して下さった方々からご意見を頂けますよう感謝お願い申し上げます。また我々は、この情報がビデオをご覧になった方々のお役に立つことを願っております。」 と述べています。
国際RSD/CRPS研究財団
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RSD/CRPSについて更に詳しい情報を得たい方は、「RSD/CRPSの標準的治療法ガイドライン第3版」をご覧下さい。
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上記のガイドライン及びビデオは、本財団の学術顧問委員会による査読を受けております。
学術顧問委員会
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